P Cloud で10TBのクラウドストレージを2年ほど使ってみてどうだったか

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感想

10TBという容量は、自分の用途からすると過剰にも思えたが、いざ使い始めると、容量を気にせずにファイルを放り込める安心感は大きかった。

消すかどうか、悩むファイルを全部ここに投げ込んでおけばOKというのは想像以上にPCライフを快適にしてくれる。

最初の1年は、正直なところ、P Cloudのインターフェースや操作感には、けっこうな不満があった。
特に、iPhoneアプリの動作はバックグラウンドでのアップロードに対応していなくて、完了するまではアプリの画面を表示させたままにしなくてはならなかった。PCアプリ(pCloud Drive)も、転送速度が遅く使いにくかった。

けれど、この2年間で、P Cloudのアプリは何度もアップデートを重ねていて、
今ではかなり使いやすくなったと感じる。

iPhoneアプリはバックグラウンドでアップロードできるようになり、Wi-Fiにつながっていれば気づかないうちに写真や動画のバックアップが取れている。ファイルの検索やプレビューもスムーズになった。

PCアプリも同様に安定性が増し、特にFinder(Mac)上でpCloud Driveを使う時のレスポンスが良くなった。以前はファイルにアクセスするたびに待たされる印象だったが、今はローカルのHDDにかなり近い感覚で扱える。
更新通知や同期状態の表示も分かりやすくなっていて、全体的に信頼できる印象が強くなった。

大きな進化ではないけれど、細かな点の積み重ねで「安心して使える」サービスになってきたと思う。

この2年間で、特にトラブルらしいトラブルもなく、保存したデータにアクセスできなかったこともない。
別料金のCrypto(強力な暗号化フォルダ)は、個人レベルの利用ならば不要。

転送速度の遅さは、そもそものネットワークの環境による原因もあるが、macを優先接続に変えたのと、古すぎたルーターを買い替えたらかなり快適になった。
iCloudや、Googleクラウドに比べると、P Cloudのデータ転送が遅いのは事実だが、私のP Cloudにもとめる用途は日常的な作業に使うクラウドではなくあくまでデータの貯蔵庫なので十分だ。

なによりも継続的な課金がいらないのは、本当に最高だ。
まじで、ストレスからの解放。

そのうえで、ユーザーの不満を改善するためのアップデートが頻繁に、行われているのは高く評価したい。
かなり嬉しい。

今後どのくらいこのサービスが継続されるかは分からないけれど、少なくとも「買い切りで10TB」という選択は、自分にとっては悪くなかった。まだまだ成長していくサービスだと感じる。

ストレージサービスを選ぶとき、容量と費用で比較して選んでしまう人が多いと思う。
でもそれ以上に、そもそもの使い勝手のよさに加えて、機能改善アップデートのスパンの短さは非常に重要だった。

他社サービスで、例えば2TBが月額300円とか、とんでもない価格破壊が発生しない限りは、P Cloudは安泰だろう。
かゆいところに手の届く、ユーザーの期待に応えるアップデートが年に何度も入っている。

2年で元が取れたと感じるサービスだった。
個人的に、人生で買ってよかった物ランキングの殿堂入りです。

pCloud Lifetime
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この記事を書いた人

大橋サメのアバター 大橋サメ 休暇ライダー

新しいことを始めようとするのがスキ。
根がケチなので、コスパを気にしすぎて買い物に時間がかかる。
バイク歴は5年目。YAMAHA Dragstar250。
キャンプ歴は4年目。基本的に冬しか行かない。

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