P Cloud で10TBのクラウドストレージを3年ほど使ってみてどうだったか

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感想

10TBという容量は過剰にも思えたが、いざ使い始めると正解だったと思う。

動画の素材や、整理しきれていない写真、動画編集が完了した後のプロジェクトファイルデータなど、
PC本体に入れておくには重いけど、消すかどうか悩むファイルを全部ここに投げ込んでおけばOKというのは
想像以上にPCライフを快適にしてくれる。

最初の1年は、正直なところ、けっこう不満があった。
特に、iPhoneアプリがバックグラウンドでのアップロードに対応していなかったので、
データのアップロードが完了するまでアプリの画面を表示させたままにしなくてはならなかった。

けれど、この3年間で、P Cloudのアプリは何度もアップデートを重ねていて、
今ではかなり使いやすくなったと感じる。

iPhoneアプリはバックグラウンドでアップロードできるようになり、
Wi-Fiにつながっていれば気づかないうちに写真や動画のバックアップが取れている。

ファイルの検索やプレビューもスムーズになった。
日付けごとにフォルダ分けを自動でしてくれる機能が追加されたのも便利だ。
それとは別に、カメラロールのように全写真を一挙にスクロールして確認することもできて、スマホアプリはかなり使いやすくなった。

PCアプリも安定性が増し、Finder(Mac)上でpCloud Driveを使う時のレスポンスが良くなった。
以前はファイルにアクセスするたびに待たされる印象だったが、今はローカルのHDDにかなり近い感覚で扱える。
更新通知や同期状態の表示も分かりやすく、全体的に信頼できる印象が強くなった。
スマホアプリ側ほど大きな進化ではないけれど、細かな点の積み重ねで「安心して使える」サービスになってきたと思う。

この3年間で、特にトラブルらしいトラブルもなく、保存したデータにアクセスできなかったこともない。
別料金のCrypto(強力な暗号化フォルダ)は、個人レベルの利用ならば不要。

転送速度の遅さは、そもそものネットワークの環境による原因もあったようで、古すぎたルーターを買い替えたら少しだけ快適になった。
とはいえ、iCloudや、Googleクラウドに比べると、P Cloudのデータ転送が遅いのは否めない事実だと思う。
そちらを使い慣れてる人には、PCloudは遅く感じられて、ストレスが大きいかもしれない。

でも私がもとめる用途は日常的な作業に使うクラウド運用ではなく、
あくまで、データの貯蔵庫。なので十分だ。

継続的な課金がいらないのは、本当に最高。
まじで、ストレスからの解放。

そのうえで、ユーザーの不満を改善するためのアップデートが頻繁に行われているのは高く評価したい。
継続課金していないのに、どんどん機能が追加されて便利にしてくれるのは、かなり嬉しい。

ストレージサービスを選ぶとき、
容量と費用だけで比較して選んでしまう人が多いと思う。
でもそれ以上に、機能改善アップデートのスパンの短さは非常に重要だと感じた。

今後どのくらいこのサービスが継続されるかは分からないけれど、
「買い切りで10TB」という選択は、自分にとっては悪くなかった。
私の実感として、PCloudは、積極的な機能改善を頑張っていると思うので、
今後、まだまだ成長していくサービスだと感じる。

他社サービスで、とんでもない価格破壊が発生しない限りは、P Cloudは安泰だろう。

個人的に、人生で買ってよかった物ランキングの殿堂入りです。

pCloud Lifetime
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この記事を書いた人

大橋サメのアバター 大橋サメ 休暇ライダー

新しいことを始めようとするのがスキ。
だけど根がケチなので、コスパを気にしすぎて買い物に時間がかかる。
バイク歴は2018年から。YAMAHA Dragstar250。
キャンプ歴は2019年から。基本的に冬しか行かない。

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